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責任は個人に転嫁する理研

小保方氏実験ノートずさん、3年で2冊・断片的
 世界的に注目されたSTAPスタップ細胞の研究論文で、理化学研究所の調査委員会が1日、「画像の捏造ねつぞう」を認定する報告書を発表した。
 「ノーベル賞級」と言われた研究成果なのに、小保方晴子ユニットリーダー(30)が調査委に提出した実験ノートは3年分で2冊だけ。著名なベテラン研究者も加わった共同研究のずさんなデータ管理に、研究者は「信じられない」と驚き、識者からも「個人の問題にすべきでない」との声が上がった。
 「これだけ実験ノートの内容が断片的な記載で、実験が追跡できないというのは経験がない」
 東京都内で開かれた記者会見で、調査委員会の石井俊輔委員長は驚きを隠さなかった。実験ノートは、実験が正しく行われたことを証明する重要な記録。そのずさんな管理が「捏造判定」の決め手になった。石井委員長は「記述内容も詳しくないため、肝心の画像がどのように作られたかを追跡できなかった」と語った。ノートの日付も正確でなかったという。(以上(読売新聞2014年04月02日 07時27分)より引用)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140402-OYT1T50011.html

 理化学研究所の調査委員会が、小保方氏のSTAP細胞の研究論文で、報告書を出したそうだ。
 私も研究者の端くれだったことがあるから分かるが、理研は実験ノートだけを見て3年分で2冊だけと断じているが、電子データについては何も触れられていない。今の世の中IT化が進み、実験データにしても電子データなのだ。それらをどう管理していたかについては全く触れられていないのが腑に落ちない。遺伝子パターンにしても、電子データなのだから、実験ノートにある訳もなく、パソコンの中の電子データに入っているはずだ。理研としては、当初成果はあたかも理研の成果の如く大々的に発表してきたが、責任となると小保方氏個人に押し付けるという調査結果だ。それならば、STAP細胞の論文に名前を連ねた理研の人間は、共著者としての責任を全うせずに、名誉だけ便乗しようとしたと受け取るべきだろう。まさに、組織によるトカゲのシッポ切りだ。
 小保方氏は、論文を書き直して再投稿していると言うし、小保方氏が日本の黄禹錫にだけはなって欲しくない。(No.4066)

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コメント

理研には実験ノートの記述を義務化する規定があるのか?無ければノートの冊数で不正云々を言うのはおかしい。

投稿: 無名 | 2014年4月10日 (木) 11時33分

無名様
 コメントありがとうございます。実験ノートは取るようにとは薦められたことはありますが、義務という認識はありません。今の実験器具は、古いものを除けば、パソコンでデータを取り込むので、電子データを調査しなければ片手落ちだと思います。最先端の研究をしていれば、テレビで放映されているような実験ノートなど作る暇はないと私は感じています。あれだけの実験ノートを作ろうとすれば、実験が倍できると思います。

投稿: 獏眠 | 2014年4月10日 (木) 12時56分

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