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汚染水緊急措置で垂れ流す

福島第一、汚染水タンク周囲の水放出 台風で緊急措置
 東京電力は16日午後、台風18号の大雨で、福島第一原発で汚染水をためているタンク周囲の堰(せき)の内側にたまった水を放出した。ストロンチウムなどの濃度が法で定める放出限度(1リットルあたり30ベクレル)より低いといい、緊急措置と説明している。水は周囲の土壌に流れ、原発内に降った雨水と一緒になり、最終的には海に流れる可能性がある。
 東電によると、16日午後0時40分ごろ、「Cエリア」と呼んでいるタンク群のコンクリート基礎部分にあふれる水を流すため、堰の弁を開けた。放射性物質の濃度は1リットルあたり8~24ベクレルという。計7カ所の堰で順次、放出限度未満ならば雨水と判断して排水した。
 堰の高さは約30センチで排出弁が付いている。300トンの汚染水漏れが発覚する8月まで弁を常時開いていたが、「タンクから漏れた場合、外部に流れ出す」と原子力規制委員会から指摘され、閉める運用に変更していた。今回、弁を開けるのは、水がたまったままだと新たな漏れが発見できない上、たまった水が汚染されてしまうためという。(以上(朝日新聞2013年9月16日21時55分)より引用)
http://www.asahi.com./special/news/articles/TKY201309160123.html

 東京電力が、福島第一原発で汚染水をためているタンク周囲の堰の内側にたまった水を緊急措置と称して放出したそうだ。
 タンク周囲の堰の弁を閉めているのだから、雨水が溜まるのは想定内のはずだが、東京電力という無知無能集団では、雨が降るまで気がつかなかったようだ。東京電力としては、とにかく屁理屈を付けても汚染水を海に放流して済ませたいというのが本音だろう。堰の中の放射性物質の濃度が放出限界未満だからという屁理屈なのだが、300トンの高濃度汚染水が流れたとされる排水溝を通して海に排出したのだから、海に流れ込んだ汚染水の放射性物質濃度は放出限界を超えていることは、素人が考えても分かることだ。また、堰の中の水を排出した理由として、東京電力は、水がたまったままだと新たな漏れが発見できない上、たまった水が汚染されてしまうためというが、カネをケチって専門家が見れば水漏れするのが当然の貯水タンクを作ったという認識は皆無のようだ。また、今回、緊急措置とほざいているが、この件に関して一切政府からのコメントはないと言うことは、東電独自の判断で行われたと考えるのが妥当だろう。雨水が堰を越えそうになったからと言って、堰が壊れる訳ではない。雨水が例え堰外に漏れたとしても、雨水と同じならば何も問題ないはずだ。政府が汚染水対策に乗り出した以上、政府に見解を問うた上で行うのが筋だ。低レベル汚染水を放出しても、震災直後に放水してその影響が未だに残っていることから、海に流せば拡散してなどという都合の良い解釈はできないのだ。汚染水の放出は、放射性物質の濃度ではなく、総量で規制しない限り、全く意味のないことだ。
 安倍総理は、五輪招致で「汚染水は完全にコントロールされている」と宣言した以上、一滴たりとも汚染水を東電の身勝手で海に垂れ流すことを許すべきではない。また、今回の放出に対して、誰が判断したかを明らかにして、東電幹部の刑事責任を直ちに問うべきだ。(No.3770)

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