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手順書に文殊の知恵が漏れている

もんじゅ:設備点検中にヒーター30分停止 作業ミス原因
 日本原子力研究開発機構は7日、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)で、冷却材として使用しているナトリウムを固まらないように温めているヒーターが、約30分間停止したと発表した。電源設備の点検中だった。手順書の不備に伴う作業ミスが原因という。
 機構によると2日午後4時半ごろ、タービン建物の電源設備の点検作業中、遮断器に試験用の信号を送ったところ、別の遮断器にも流れ、ナトリウム配管のヒーターが約30分間停止した。原因を調べたところ、点検時に別の遮断器に信号が送られないように回路を隔離することが、手順書に記載されていなかったことが分かったという。発表が発生から5日後と遅れたが、機構は「プラントの安全性に影響はないため」と説明している。
 ナトリウムはヒーターで200度前後に温めながら配管内を循環しているが、停止で約40度下がったという。ナトリウムは98度以下で固化する。
 もんじゅをめぐっては、約1万個の機器の点検漏れ問題で、原子力規制委員会から運転再開準備の禁止命令を5月30日に受けている。【岡田英】(以上(毎日新聞2013年06月07日20時58分)より引用)
http://mainichi.jp/select/news/20130608k0000m040049000c.html

 約1万カ所の点検漏れで、原子力規制委員会から運転再開準備の禁止命令をうけたもんじゅで、手順書の不備で液体ナトリウムを暖めるヒーターが30分停止したという。
 最先端の装置で、手順書の不備は致命的な欠陥だ。もし、液体ナトリウムが冷えて固体になれば、原子炉を冷却する手段がなくなることを意味しているのだ。福島第一原発菅災では、外部から注水によって冷却を保っているが、金属ナトリウムは、常温でもマッチで火の着く物質だ。もんじゅでは、液体ナトリウムでしか冷却できないのだから、原子炉の生命線と言っても過言ではない。もんじゅについては、点検漏れ箇所の点検だけで再稼働を認めるべきではない。全ての手順書もチェックを行い、本当に手順書通りの作業で問題ないかまで確認させるべきだろう。また、安倍政権になって原発再稼働ありきで動いているような気がするが、原子炉の非常時の安全設備というハード面では、手が打たれているが、福島原発菅災時にも、ベントも手探りで行われたことを忘れてはならない。危機管理に対する手順書というソフト面からも、安全点検を行うべきだと私は考える。原発再稼働は、経済ありきではなく、安全ありきであり、想定しなければならないことを想定せずに、想定外の事故ということが有ってはならないのだ。
 原発は、停止させていようとも原子炉を冷却していなければならない。停止した原発も、福島第一原発と同じ状況になった場合、炉心のメルトダウンまでの時間が長いだけで、同じことが起こることを考えるべきだ。そして、年単位で安全対策などという甘い考えでは駄目だと私は考える。廃炉にする原子炉を含めて直ぐに安全対策を取らせるべきだ。(No.3668)

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