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死人出るまでは問題ないという

トンネル22本が不具合も「安全上、大きな問題なし」 緊急点検で国交省
 国土交通省は27日、換気用のファンなど重い設備が天井や側面に取り付けられている全国のトンネル1420本を緊急点検した結果、22本でボルトのゆるみや欠落といった不具合が見つかったと発表した。
 同省は「安全上の大きな問題や落下の危険はない」と説明しているが、不具合については速やかな補修などを求めた。
 点検は山梨県の中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故を受けて実施した。不具合のあったトンネルの内訳は、高速道路9本、国の直轄国道9本、自治体や地方道路公社が管理する道路4本。
 天井板の点検はすでに終えており、今回はトンネルの上部や側面に設置しているファンや道路標識などを対象にした。(以上(MSN産経ニュース2012.12.27 19:14)より引用)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121227/plc12122719160017-n1.htm

腐食確認も交換せず…トンネルの照明器具が落下
 28日未明、宮城県大崎市鳴子温泉鬼首の国道108号の「片倉森かがやきトンネル」(全長212メートル)で、天井から照明器具(重さ約20キロ・グラム)1基が道路に落下しているのが見つかった。
 通りかかった車の運転手が気付いて110番した。県によると、車両の被害やけが人の報告はない。
 照明器具は縦40センチ、横74センチ、厚さ15センチ。地上から約5メートルの高さにボルトで固定されていたが、背面の金属板が腐食し、ボルトが外れたという。トンネルは1985年に完成し、96年に照明を交換した。
 県は今月上旬、中央自動車道・笹子トンネルの天井板崩落を受け、県が管理するトンネル49か所を目視で点検した。問題の照明器具も腐食を確認していたが、「すぐに落下するほどではない」と判断し、交換しなかった。県道路課は「重大事故につながる可能性があった。認識が甘かった」と陳謝した。県は、県管理の全トンネルで詳細な点検を行う。(以上(2012年12月28日22時35分読売新聞)より引用)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121228-OYT1T01130.htm?from=ylist

 国土交通省が、笹子トンネル崩落事故を受けて、全国のトンネルの緊急点検で、22本のトンネルで不具合が見つかっていたが、「安全上、大きな問題なし」と発表した。
 その後すぐに、宮城県のトンネルで天井の照明器具が落下する事故が発生したが、たまたま、事故にはならなかった。そう、事故にはならなかっただけで、調査した宮城県では問題を確認していながら、「すぐに落下するほどではない」と判断していたというのだから、何のための調査か分からない。修復をするには、年末年始のラッシュに重なるためにやる気がないのだろうが、問題は、このように問題を過小評価するお役所体質に問題がある。笹子トンネルにしても、長年にわたって目視検査だけで済ませていたにもかかわらず、復旧を急ぐという名目で、中日本高速会社の誰一人として業務上過失致死の刑事事件の容疑者として身柄を拘束された者もいない。このまま、なあなあで責任を誰も取らないで、高い給料だけせしめるということが続くのだろうか。福山のホテルプリンスの火災事故でも、消防署は忙しいとの理由で、長年ホテルの防災点検を怠っていたが、死者が出た事故が起きるとなぜか忙しいのに全てのホテルの点検をやってのけたのだ。如何に、お役所仕事がいい加減かというのがよく分かる。
 お役所は、権限を持っている以上責任が付いてくるのは当然だ。そして、事故が起きた際には、当然、担当者および管理者が刑事責任を問われるのが普通の社会ではないだろうか。そうしなければ、日本に安全な場所が無いに等しいのだ。(No.3506-5)

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