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裁判で小学生に罪を問う

ボールよけ転倒事故、高裁も小学生側に賠償命令 大阪
 校庭から蹴り出されたサッカーボールをよけようとしたバイクの転倒事故で、球を蹴った当時小学5年生の男性(20)に過失があったかが争われた訴訟の控訴審判決が7日、大阪高裁であった。岩田好二裁判長は「球が飛び出さないよう注意する義務があった」と一審・大阪地裁判決と同様に過失を認定。男性の両親に、約1100万円を被害者側に支払うよう命じた。
 事故は2004年2月、愛媛県今治市の公立小学校わきの道路で発生。校庭でゴールに向けて蹴った球が、高さ1メートル余りの門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクを運転していた80代男性がよけようとして転倒し、足を骨折。直後に認知症の症状が出始め、約1年半後に食べ物が誤って気管に入って起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡し、遺族が約5千万円の賠償を求めていた。
 岩田裁判長は昨年6月の一審判決同様、ゴールの後ろに門扉がある位置関係などから、「球が道路に飛び出て、事故が起こると予想できたのに漫然と蹴った」と過失を認定。バイクの男性は事故による突然の入院で認知症が進み、脳の機能が低下したとして、事故と死亡の因果関係も認めた。(以上(朝日新聞2012年6月7日19時3分)より引用)
http://www.asahi.com./national/update/0607/OSK201206070077.html

 小学校の校庭から蹴り出されたボールが原因で、死亡した老人の遺族からの損害賠償訴訟で、大阪高裁も、ボールを蹴った小学生の両親に損害賠償を支払えという判決を下した。
 判決によると、『ゴールの後ろに門扉がある位置関係などから、「球が道路に飛び出て、事故が起こると予想できたのに漫然と蹴った」と過失を認定』とあるが、これは、門扉の前にゴールを配置した学校側に責任があるのではないかと私は考える。小学生に、そのようなことを考えてボールを蹴れという裁判所の常識を疑いたい。この判決に従うのならば、小学生でも刑事責任能力があるという認定をしたのと同じことだ。また、この判決では、小学生の両親に損害賠償を命じているが、これは、例え小学校に居る時間でも、親に管理責任を問うものだ。現実問題、この事故を回避するために、親は子供と一緒に学校に行き、ずっと監視しておかなければならないことを意味する。凄い矛盾があるように私は思う。
 文部科学省は、小学生に思い切り校庭で遊ばせるためには、小学校に限らず学校の敷地を囲むフェンスの高さをJリーグ選手がボールを蹴っても越えないものの設置を学校の管理者に義務づけるべきだ。(No.3318-2)

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