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どじょうには原発稼働まずありき

原発、来夏までに再稼働、新規は困難とも…首相
 野田首相が21日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、定期検査で停止中の原子力発電所について、来年夏までに再稼働させる方針を示したことが明らかになった。
 首相が原発再稼働の目標時期を明言したのは初めて。
 首相は、「来年の春以降、夏に向けて再稼働できるものは再稼働していかないと、電力不足になれば日本経済の足を引っ張ることになる」と語った。電力需給の面から来年の再稼働は必要ないとの意見もあることについては「それはあり得ない」と否定した。
 再稼働の条件に関しては、「ストレステスト(耐性検査)を含め、より安全性を確保するチェックをしながら、当然、原発立地県、地域の理解を得るのが大前提だ」と強調した。新規の原発建設は「基本的には困難だ」との見方を示す一方、「既に着工し、九十数%(出来上がっている)というところもあり、個々の事案に即して対応していく」と語った。(以上(2011年9月21日12時23分読売新聞)より引用)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110921-OYT1T00408.htm

 どのような対策を取れば、原発が安全と言えるかという明確な指針もないまま、どじょう総理は、来年夏の原発再稼働をアメリカ紙に方針を示した。
 再稼働の条件として、「ストレステスト」を挙げているが、ストレステストが信じられるものか疑問だ。実際の原子炉にストレスを与えるテストではなく、シミュレーションという机上の空論で結論を得ようとしていることが問題だと思う。なぜならば、シミュレーションの元となるデータ値の入力次第で、結論はどうにでもなるからだ。このシミュレーションに、原子炉本体の放射線被曝による強度の経時劣化をどのように組み込んでいるのかブラックボックスだ。一級建築士によるマンションの強度計算偽装にしても、お役人の誰も見抜ける物はいなかった。マンションの強度ですらごまかしが利くのだから、原子力安全保安院が関与したシミュレーションで安全と言いきれるのだろうか。また、「既に着工し、九十数%」というのは、島根原発のことだろうが、この原子炉の強度計算には活断層の長さが、第三者が調査した結果よりも短くして強度計算がなされている。
 菅無能内閣のスポークスマンであった枝野幸男は、あたかも全ての被害者が救済を受けることが可能かの如くほざいていたが、東京電力が被害者に送りつけた申請書類を見るだけで枝野が驚いたと言うことを平気でやるのが、原発救済の手法だ。東京電力のやり方は、税務署に申告する書類よりも厳しい内容となっている。めんどくさいと被災者に申請をさせる気を無くさせるのが主目的だろう。当然、自主避難した被災者に対しては、自分で勝手に避難したとして、一銭も払わないらしい。誠意の欠片も見せない東京電力には、日本航空と同じ方法の会社更生という道を歩ますべきだ。
 今一番問題だと感じるのは、日本人が放射性物質に対してどんどん鈍感になっている点だ。これまで、福島第一原発菅災が発生するまでは、発電所内に漏れ出したごく微量の放射性物質でも大騒動していた。東電は放射性物質の放出量が減ったとほざいているが、今でも、その頃よりもはるかに大量の放射性物質が放出され続けているのだ。そして、責任を取って逃げたのは清水正孝前社長だけだ。少なくとも、前例であるチェルノブイリ発電所事故で現在適用されているその場所の放射線量と人間の立ち入り制限基準をフクシマにも当てはめるべきではないだろうか。今の基準は、非常時と称して特別ユルユルの基準値で運用されている。今すぐ、見直すのが原発再稼働よりも先にすべきことだ。
 民主党政権では、被害者のガン等の発症時期には自分達は政権に留まっていないという認識があるのかも知れないが、原発菅災を引き起こすことに関与した政治屋には、時効無しで結果責任を無限に負わせるようにすべきだ。(No.3059)

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