« 居直った政府支える筋はなし | トップページ | 菅おろししても選挙はしたくない »

検察が証拠を残さない自白

取り調べ可視化「自白調書読み聞かせ」のみ
 厚生労働省元局長・村木厚子さん(55)が無罪となった郵便不正事件を受け、再発防止策の一つとして打ちだした特捜部事件の取り調べの一部録音・録画(可視化)について、最高検は、裁判員裁判対象事件で行われている「自白調書の読み聞かせ」の部分に限って試行する方針を固めた。
 24日の法務省の「検察の在り方検討会議」で試行方針を報告するが、同会議では、全面可視化を主張する意見もあり、反発が予想される。
 最高検は1月以降、各地検の特捜部から意見を聞くなどして試行案の策定を進めてきた。その結果、特捜部が独自に手がける事件で容疑者を逮捕したケースに限り、可視化の範囲も、取り調べの最後に、容疑者に自白調書を読み聞かせる場面に限定することにした。(以上(2011年2月19日03時04分読売新聞)より引用)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110219-OYT1T00106.htm

 現代の目明かしこと、検察のトップである最高検が、取り調べの可視化について、「自白調書の読み聞かせ」だけに限定する方針を打ち出した。
 検察のでっち上げによる冤罪の防止のための方策らしいが、もし、検察の取り調べが、憲法の則って民主的に行われているのであれば、取り調べ全てを可視化しても何の問題もないはずだ。それができない検察の取り調べには、違法性があると最高検が認めているに等しい内容だ。検察官が自分のストーリーに合った自白調書を読み聞かせして、被疑者の反応を録画するのでは可視化の意味がない。当然、自白に至る取り調べの経緯を全て可視化することで、自白の信憑性とともに、検察の取り調べの妥当性が初めて物的証拠として残るのではないか。
 取り調べの可視化については、被疑者に対する冤罪を防止するという面が強調されている。しかし、それだけではない。逆に、本来処罰されなければならない被疑者に対して、検察のいい加減な取り調べにより、「疑わしきは罰せぬ」の原則により、罪を問うことができない面も考える必要がある。(No.2848)

|

« 居直った政府支える筋はなし | トップページ | 菅おろししても選挙はしたくない »

公務員」カテゴリの記事

川柳」カテゴリの記事

犯罪」カテゴリの記事

裁判」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/178552/50910818

この記事へのトラックバック一覧です: 検察が証拠を残さない自白:

« 居直った政府支える筋はなし | トップページ | 菅おろししても選挙はしたくない »