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独裁者引きずり下ろす民主主義

竹原氏失職、出直し市長選出馬へ=賛成過半数でリコール成立-阿久根市の住民投票
 議会閉会中に専決処分を連発するなどした市政運営を争点に、鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)に対する解職請求(リコール)の賛否を問う住民投票が5日投開票され、解職賛成が有効投票総数の過半数を占めてリコールが成立した。竹原市長はこれにより失職、50日以内に出直し市長選が行われる。竹原氏は、議会から2度目の不信任決議を受けた2009年4月に続く2度目の失職で、出直し市長選について記者団に「出馬する」と述べた。
 市選挙管理委員会によると、同日の有権者数は1万9756人で、解職賛成は7543票、反対は7145票。投票率は75.63%だった。
 リコール運動は、市長に批判的な市民団体「阿久根市長リコール委員会」(川原慎一委員長)の主導で行われた。市長は、職員ボーナスの大幅カットや副市長の選任などを専決処分で決定。議員による議会招集の要請も無視し、県から2回にわたり是正勧告を受けた。同委員会は「市長としての資質が著しく欠けている」と批判している。
 リコールの本請求に向けた署名集めでは、住民投票実施に必要な有権者の3分の1(約6600人)を大きく上回る1万197人の有効署名が集まった。出直し選で同委員会は、西平良将監事を擁立する。(以上(時事ドットコム2010/12/06-00:03)より引用)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2010120500212

 ナルシストで独裁者である阿久根市長・竹原信一に対するリコール住民投票が行われ、賛成過半数でリコールが成立した。
 これで、竹原の掲げた「住民至上主義」は、阿久根市民の支持を得られなかったことが明確になった。竹原が行ってきた議会閉会中の専決処分による独裁政治が、竹原本人の独善的なものであったと、阿久根市民によって認定されたと言ってもよかろう。竹原のような権力者が、民主主義を無視して政治を行うことは簡単であっても、主権者である市民が、民主主義を取り戻すには、「リコール住民投票請求→住民投票→市長選」と言う民主主義の手順を踏まなければならないことをこの事例は示している。しかし、竹原を根絶するには、市長選で竹原信一を粉砕しなければ、元の木阿弥となってしまう。
 他の自治体で、市長リコールが成立しながらも、市長選挙では、反市長派が分裂し複数の候補を立てたため、リコールされた前市長が漁夫の利を得た事例もある。その意味では、阿久根市の民主主義を取り戻す過程は、まだ道半ばと言っても過言ではない。後は、反市長派が、市長選の最後まで団結を守り通さないと灰燼に帰すことになる。
 総務省は、地方自治法を見直して、阿久根市のような独裁政権を生むことの無いように、「首長の専決」の行きすぎがなくなるように法改正を早く行うべきだ。敬称略(No.2782)

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コメント

市長だけに問題があるのでしょうか?
確かに先決乱発だけを観ると独裁となりますが、
年間たった22日しか開かない市議会は、ほとんど議論もせず、役所の出した議案を追認するだけの機関になっていた事も事実。
そこに市長は疑問を投じたといえます。やり方は強引過ぎですが・・・・
市長リコール派は、議会も批判しており。議会へのリコール署名も9000を超えています。

市長だけの問題ではないようです。

投稿: Toshi | 2010年12月 6日 (月) 23時29分

Toshi様
 書き込みありがとうございました。
 仰るとおり、阿久根市の場合、市長が100%悪いとは申しませんが、民主主義の手順を無視し、専決を連発して、議会で専決事項を否決されても、副市長にしても居座らせている竹原市長のやり方を批判したものです。市議会もおかしいことも分かりますが、民主主義の手順に沿って、議会の正常化を求めるのが筋だと考えています。自分の意に沿わないから、手段を問わず民主主義を否定することはできません。市長のリコールも時間は掛かっても民主主義の手順に沿って行われています。また、市議会に対しても、同じ手順を踏まれていることも存じています。最終決定は、主権者である市民によってなされるものだと考えています。

投稿: 獏眠 | 2010年12月 7日 (火) 09時47分

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