特捜部だけではないと言う地検
広島地検がまたメモ廃棄 証拠隠滅容疑で告発
母親を栄養失調などで死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪で在宅起訴された女性被告(49)の弁護側が広島地検に取り調べメモの開示を求めたところ、地検が「廃棄した」と回答していることが20日、関係者への取材で分かった。裁判員裁判で審理され、11月2日に初公判がある予定。
弁護側は、公判前整理手続きで供述調書の任意性に問題があるとして、地検に取り調べメモの開示を求めた。地検は「廃棄した」と回答したという。弁護人は証拠隠滅の疑いがあるとして刑事告発した。
広島地検は、広島少年院の暴行事件の被告に対する取り調べメモについても「廃棄した」と回答したことが判明。最高検が調査に乗りだしている。
起訴状によると、被告は同居していた実母=当時(77)=を2007年7月中旬から、自宅の軒下で生活させ、同年8月中旬、衰弱しているのを知りながら、必要な食事を取らせず、栄養失調と熱中症で死なせた疑い。
広島東署が一昨年1月、同容疑で書類送検した。(以上(中国新聞'10/10/20)より引用)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201010200168.html
立件に必要な証拠以外は隠滅を計るという検察の構図は、大阪地検特捜部だけに収まらず、広島地検でも日常的に行われている可能性が出てきた。
広島地検では、「取り調べメモ」の破棄が2件発覚している。発覚したのが2件というだけで、これ以外に破棄が行われていないという証拠はどこにもない。それよりも、常習的にやっていると解釈をした方が、普通だろう。大阪地検特捜部の証拠改ざん事件は、特捜部という特殊な事情もあり、全国ネットで日々報道されているが、広島地検の証拠隠滅事件については、余り報道されていない。しかし、大阪地検特捜部と広島地検との事件は、根っ子は同じ物だ。それなのに、前者では、地検トップまで最高検の捜査がされているのに、広島地検の事案は、最初の事件の調査に最高検が乗り出しただけだ。まるで、最高検は、広島地検の上司が、辞職して辞め検弁護士になるための時間稼ぎをしているように感じる。
最高検は、検察に対する不信感がこれ以上広まらないように、という気配りをしているのかも知れないが、それは逆効果だと思う。広島地検の案件も、地検トップまで最高検に呼び付けて、事情聴取をすべきことだと私は思う。(No.2737)
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