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御巣鷹の教訓生きてない整備

日航機でエンジン火災=緊急着陸、けが人なし-仙台空港
 15日午後4時10分ごろ、仙台空港を離陸した直後の福岡行き日本航空3538便(MD90-30型機)の右側エンジンで火災の発生を示す計器の表示が出た。同機は消火装置を作動させ、同エンジンを停止して仙台空港に引き返し、同23分に緊急着陸した。 乗客乗員106人にけがはなかったが、エンジン内に火災の跡が確認された。国土交通省は事故につながりかねない「重大インシデント」と判断、運輸安全委員会は16日、航空事故調査官2人を現地に派遣する。(以上(時事ドットコム2010/08/16-01:47)より引用)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010081600012

 日航ジャンボ機墜落事件から25年の月日が流れ、御巣鷹の尾根における慰霊祭では、会社再建中の日本航空は同じ過ちは繰り返さないと誓った。しかし、その言葉とは裏腹に、エンジン内火災という一つ間違えば、墜落という事故を日本航空は起こした。
 離陸直後ということで、「バードストライク」が原因であれば、不可抗力による事故に近いと考えられる。しかし、今回の事故では、そのようなことは報道されておらず、機体の整備不良と考えるのが妥当だろう。その主因は、日本航空の放漫経営による会社の破綻、会社再生のためのベテラン整備士のリストラだ。同じマニュアルに従って整備するのだから、新米でもベテランでも整備の内容に変わりはないだろう。しかし、ベテランの観察力は、時としてマニュアル以上の異変を見つけることができる。そこに整備の価値を見出すか、単に整備を知らない文屋が、机上で弾いた数字を優先させるか、それによって、会社の姿が決まるであろう。
 単なる数合わせのリストラを行うか、現場を知り尽くした上でリストラを考えるか、の違いによって、日本航空の再生の道は変わっていくだろう。しかし、大概のリストラの場合、前者を選択する企業がほとんどだというのが現実だ。そして、人員削減のデメリットは全て、残った現場の人間に漏れなく転嫁される。これで良いのだろうか。エンジンが火災で収まらず、爆発して墜落するまで、日本航空は重爆撃機のように定められた会社再生の方針に則って、突き進むだけだろうか。(No.2682)

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