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労基署も自覚しているこの事件

「マツダ、役所のせい」 三原労基署長を殴る 容疑の男逮捕
 三原署は23日、三原市宮沖、無職○○○○○容疑者(42)を暴行容疑で現行犯逮捕した。
 発表によると、○○○容疑者は23日正午頃、三原市宮沖の三原労働基準監督署で、○○○○署長(53)の顔を平手で殴った疑い。○○○容疑者は「労基署の署長の対応が悪かった」と話しているという。
 ○○署長によると、○○○容疑者は、労基署の相談窓口で正社員になれない不満などを口にした後、広島市南区のマツダ本社工場で22日、元同社期間社員が11人を乗用車ではねて死傷させた事件を引き合いに出し、「役所がしっかりしないから、あんな事件が起きるんだ」と騒いだといい、○○署長が「他の客の迷惑になるので帰って」と促すと、殴りかかってきたという。
 ○○署長は「社会全体に不満を持っているようだった。マツダの事件は社会的に注目されているので、今回のような暴行事件がどこかで起きると予想していたが、まさか私自身が被害に遭うとは」と話していた。(以上(2010年6月24日読売新聞)より引用)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20100623-OYT8T01239.htm

 この事件も、暴力を振って自分のエゴを通そうとした、容疑者の行為は許されるものではない。
 しかし、この記事の最後のパラグラフの○○署長の発言には興味がある。マツダの事件後、労働基準局では、このような暴力事件を想定していた点だ。それは、マツダが長期派遣社員を一時的に3か月マイナス1日正社員とした後に、また、派遣社員としたことについて、労働基準局は、マツダの違法行為を摘発することなく『指導』で済ませた点と、上記のマツダの脱法行為で、実質長期間にわたって雇用関係が続いていながら、書類上では、雇用が切れているとして、マツダを首になった派遣社員に対して、最短の失業給付しか労働基準局は認めなかった点だ。後者については、裁判で労基局が敗訴後にようやく長期の雇用関係があったことを認めて、雇用期間に見合った失業給付を行うように変えた。
 容疑者の「役所がしっかりしないから」というのは、図星だと思う。しかし、暴力に訴えたことで、容疑者の正当性は失われたと言ってもいいだろう。(No.2331-2)

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コメント

正当性も失われたかもしれないけれど、
なにも力もない失業者二人の言い分はこうでもしなかったら社会的に知られず、マツダの大嘘でたらめも、労基署のいい加減さもだれにもとがめられずにこのまま既得権益化していくわけだし。

投稿: 1 | 2010年6月24日 (木) 11時06分

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