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警察のために時効は止められぬ

毛髪などの証拠紛失=ドラム缶遺体事件-大阪府警
 大阪府阪南市の月決め駐車場で、和泉市のカーペット製造販売会社元社長夫妻の遺体がドラム缶に入れられて見つかった事件で、夫妻が2004年に行方不明となった当時、自宅から採取した血痕や毛髪などの証拠類を大阪府警が紛失していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。
 府警幹部は「容疑者特定に結びつく証拠が含まれていたかは不明だが、捜査に大きな支障はない」としている。
 捜査関係者によると、紛失したのは夫妻宅から採取した毛髪などの証拠の一部で、誰のものかは特定されていない。夫妻の遺体が駐車場で見つかった昨年11月ごろ、遺留品リストを見直した際に紛失が発覚。経緯は不明という。
 元社長浅井建治さん=当時(74)=と妻きよさん=同(73)=は04年12月に行方不明となり、昨年11月、阪南市の駐車場で遺体で発見された。
 きよさんの腕時計を盗んだとして、無職鈴木勝明被告(42)が窃盗罪で起訴されており、府警は同被告について強盗殺人容疑も視野に捜査を進めている。(以上(時事ドットコム2010/03/09-13:11)より引用)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010030900225

 凶悪犯罪については、時効を無くすると言うことが検討されている。しかし、警察は、証拠の散逸、冤罪の増加を理由として時効を無くすることに、反対している。
 この事件を見ても、警察が言っている『証拠の散逸』とは、犯行現場における証拠の散逸を指すのではなく、警察署内における『証拠の散逸』を時効と共に、うやむやに葬り去ろうと言う大きな意志が働いているように思える。大阪府警は、「捜査に大きな支障はない」としているが、そのような物を証拠として押収するような、アホな捜査を大阪府警はやっているのだろうか。毛髪の証拠と言うが、被害者夫婦の物と断定されていないのだから、警察の得意のでっち上げのDNA鑑定に持ち込める証拠ではないだろうか。強盗殺人に結びつく証拠ではないのだろうか。
 冤罪の増加というが、警察のDNAは、江戸時代の目明かしが明治時代に警官になったもので、時代劇でもおなじみの自白をさせる暴力行為は、脈々と受け継がれてきている。もし、そのようなことも行わずに、自白させたと言うのであれば、全取り調べ時間の映像を残すことに、反対する意味はあるまい。しかし、取調室で自白の強要の有無を映像によって暴かれるとなれば、留置所内で、予め痛めつけておいて、取調室で自白したように、警察では、やろうと思えば捏造は、映像の可視化をしても起こりうることだと思う。
 ここまで、失墜した警察の名誉回復には、凶悪事件の時効廃止に楯突かないことだ。そして、3年以上未解決事件の証拠物件は、各警察署の玄関に強化ガラスの展示施設を作り、中味が見えないようにして証拠物件を入れて、日々の反省材料としてすることを義務づけては如何だろうか。そうすれば、大阪府警のような不祥事は回避できるのではないか。(No.2543)

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