« 覚せい剤ならまず執行猶予 | トップページ | 海外で独り浮いてる宇宙人 »

殺意には認識疎い裁判所

大分の夫婦殺傷、被告の殺意認めず無期確定へ
 2002年に大分県杵築市(旧山香町)で、留学生の支援活動をしていた吉野諭さん(当時73歳)夫婦を殺傷したなどとして強盗殺人罪などに問われた、中国籍で当時19歳だった元留学生の男(27)の上告審で、最高裁第1小法廷は死刑を求めた検察側の上告を棄却する決定をした。
 宮川光治裁判長は、大分の事件について殺意を認めず強盗致死罪を適用した。決定は17日付。男を無期懲役とした1、2審判決が確定する。
 1審・大分地裁、2審・福岡高裁判決によると、男は吉野さんと知り合いだった別の元留学生らと共謀。02年1月、吉野さんの自宅に強盗目的で侵入し、吉野さんを包丁で刺して死なせ、妻に重傷を負わせたほか、01年12月には大阪市のホテルで、女性(同35歳)からキャッシュカードを奪い、ナイフで刺して殺害した。
 同小法廷は、犯行当時、未成年だったことも考慮した。
 また、同小法廷は大分の事件で共犯に問われた元韓国人留学生金●秀被告(33)について、検察、被告双方の上告を同日付で棄却する決定をした。(●は王へんに「文」)
 金被告を懲役15年とした2審・福岡高裁判決が確定する。(以上(2009年12月19日18時29分読売新聞)より引用)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091219-OYT1T00750.htm

 この記事を読んでも、裁判所の殺人罪の要件である「殺意」という解釈が、昔ながらの認識しかないと言うことが分かる。
 昔ならば、被害者に対する加害者の恨み辛みが積もり積もって、殺人に至った犯罪が、『殺人罪』に値したことは分かる。そのために、今でも裁判所では、殺人事件に対して『殺意』が重点的に争われている。しかし、最近の殺人となると、この事件のように盗むと言う被告の欲望を満たすために行われた殺人や、通り魔的な殺人も、裁判所の同じ価値観で裁かれる。昔の殺意であれば、被害者にも殺意を引き起こす原因があった。が、今の殺人は、もっと人の命を軽く見た犯罪のような気がする。
 欲望を満たすための殺人は、欲望を『殺意』として解釈する必要があると思う。自分の願望を満たすための手段の殺人においても、殺意の解釈を変えて裁く必要がある。(No.2464)

|

« 覚せい剤ならまず執行猶予 | トップページ | 海外で独り浮いてる宇宙人 »

川柳」カテゴリの記事

犯罪」カテゴリの記事

裁判」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/178552/47061797

この記事へのトラックバック一覧です: 殺意には認識疎い裁判所:

« 覚せい剤ならまず執行猶予 | トップページ | 海外で独り浮いてる宇宙人 »