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求刑をたまには越える裁判所

集団強姦、主導者に求刑超す懲役5年判決
 女子高校生に集団で乱暴したとして集団強姦(ごうかん)罪に問われた男女3人の判決が19日、福岡地裁であり、鈴木浩美裁判長は、解体業手伝い船倉祐也被告(20)(福岡市南区)に「犯行で主導的立場だった」として求刑の懲役4年を上回る懲役5年を言い渡した。
 鈴木裁判長は元大学生溝田由加里被告(20)(福岡市南区)には求刑通り懲役4年、スーパー店員山中広樹被告(21)(福岡県那珂川町)に懲役4年6月(求刑・懲役5年)をそれぞれ言い渡した。
 判決によると、3人は福岡市南区の無職世利好江被告(41)(集団強姦、傷害罪などで起訴)らと共謀。7月16日午後、同区の知人少年宅で、顔見知りだった同市の女子高校生(当時16歳)に集団で乱暴した。
 鈴木裁判長は、船倉被告が山中被告に女子高校生を乱暴するよう命じた点を重視し、「船倉被告は共犯者の中で主導的な立場。(集団強姦罪での法定刑の)下限である懲役4年を上回るべきだ」と判断した。
 また溝田、山中両被告に対しても、「情状を酌量すべきものがなく、下限を下回るのは相当ではない」と判断した。(以上(2009年11月19日12時00分読売新聞)より引用)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091119-OYT1T00515.htm

 裁判所の判決は、通常、弁護士の立場を考えて、求刑の8掛け、7掛けというのが一般的だが、久しぶりに求刑を越えるものだ。
 しかし、これは地裁判決であり、多分、弁護側の控訴で舞台を高裁に移して審議が続くことであろう。この判決が、高裁・最高裁まで支持されれば、判決として大きな意味を持つと思う。そもそも、情状酌量の余地があっても法定刑の下限を下回る判決が出ること自体、法治国家の存亡に関わるものだ。この事件でも、被告は長くても懲役5年で無罪放免となる。それに対して、被害者はその傷を一生引きずって生きていかなければならない。それから考えれば、懲役5年でも短いように感じる。今の裁判員制度は、法曹界の世間とはかけ離れた常識で、裁くことに問題を感じてできたものだ。
 これからは、裁判官だけでなく検察官の常識も変えていかなければ、ならない時代になってきているように思う。(No.2435)

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