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八掛けが裁判員に通じない

性犯罪初の裁判員裁判、求刑通り懲役15年
 全国3件目の裁判員裁判となった青森県内の強盗強姦(ごうかん)事件などの判決公判が4日、青森地裁で開かれた。
 小川賢司裁判長は、強盗強姦罪などに問われた住所不定、無職田嶋靖広被告(22)に、検察側の求刑通り懲役15年を言い渡した。裁判員裁判では初めての性犯罪を審理した裁判員6人のうち、4人が判決後に記者会見。「被害を見聞きして苦しかったが、最後までやって充実感があった」(44歳男性)などの感想を語った。
 判決は、強盗強姦の被害者の女性2人が、3日の公判で別室から映像と音声で行った意見陳述を引用。「被害者は、できれば一生刑務所に入って欲しい、だめならできる限り長く入って欲しいなどと、厳しい処罰を望んでいる」と指摘した。
 弁護側は被告の不遇な生い立ちや反省している点などを強調し、「懲役5年が妥当」と主張したが、判決は「その点を考慮しても、時間をかけて更生させる必要がある」とした。裁判員らは、被害者の心情を最大限酌み取って厳しい量刑を選択したとみられる。
 記者会見では、裁判員で唯一の女性だった60歳代の主婦が「私にも娘がいて、親身になってやった」と述べた。裁判員を務めた牧師の渋谷友光さん(45)は、5人が男性だったことについて「意見が偏ることを心配したが、同じ男性だからこそ厳しく考えたりするから、バランスは悪くなかった。ただ、今後は2人は女性がいたほうがいい」と話した。(以上(2009年9月4日21時12分読売新聞)より引用)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090904-OYT1T00730.htm

 この判決後、テレビで弁護士の先生が「通常の八掛けが裁判員制度では通用しない」旨の発言をされていた。
 この裁判が、もし、裁判官だけで行われていたとすれば、前例に従い裁判官は、検察と弁護士の双方のメンツを立てて、七掛け・八掛けの判決が下されていただろう。被害者の意見陳述も裁判のセレモニーの一つ、弁護士は重箱の隅を突いて情状酌量を求めるだけ、と言う裁判の終焉を迎えたとも言える。裁判官だけでは、被害者の気持ちも杓子定規で裁判官個人の妄想の範囲でしか、考慮されなかったが、世間一般の常識が、裁判官の非常識を抑えることができることをこの判決は示している。
 しかし、裁判員制度も地裁だけなので、控訴審から裁判官の非常識な杓子定規が当てはめられることは、否めない。(No.2361-2)

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