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お手盛りの処分が軽い保険庁

厚生年金記録改竄で初の懲戒処分、ヤミ専従でも追加処分 社保庁
 厚生年金保険料の算定基準となる標準報酬月額(月給)の改竄(かいざん)問題で、社会保険庁は31日、東京都内の社保事務所に勤務する40代の男性職員を懲戒処分(戒告)にしたと発表した。厚生年金の記録改竄で社保庁が職員を処分したのは初めて。男性職員の改竄関与はこれまで1件とされていたが、内部調査の結果、部下(文書で厳重注意)の改竄を指導、了承するなど、新たに3件の関与が明らかになった。
 厚生年金記録の改竄をめぐっては、職員の関与が疑われるケースが1335件(3月末現在)あり、今後も処分者が増えそうだ。
 男性職員は、麹町、府中の両社保事務所の係長として在籍した平成7~14年、4社の事業主や役員計5人分の標準報酬月額の改竄に関与。うち2社については部下に改竄方法を指導し、了承していた。男性職員は社保庁の調査に対し「保険料を滞納している事業主から懇願された。担当している滞納事業所数も減らしたかった」と説明している。
 改竄は昨年4月、事業主側からの告発で発覚。社保庁は同年9月に改竄を認め、今回ようやく処分を決めた。この間、1年以上もかかったことについて、社保庁は「最初の告発事案以外の調査に時間がかかった」と説明。懲戒処分を受けると、来年1月に発足する日本年金機構に移ることができなくなるため、社保庁は「戒告でも重い処分」としている。
 一方、給与をもらいながら不正に組合活動に専念する「ヤミ専従」についても、昨年11月に発覚した2人を減給2カ月(10分の2)の懲戒処分にしたと発表。退職した元職員1人を加えた3人に対し、不正に支払われた給与計5600万円の自主返納を求める。ヤミ専従者の勤務時間などを管理していた当時の社保事務所庶務課長ら34人は訓告や文書による厳重注意とした。(以上(msn産経ニュース,2009.7.31 22:46)より引用)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090731/crm0907312250025-n1.htm

 ちんたらちんたら年金問題の解決を牛歩戦術で延ばしている社会保険庁が、ようやく極一部の犯罪者の処分を発表した。
 公務員の処分に対する感覚自体、世間一般からかけ離れたものだ。戒告でも日本年金機構に移れないから重い処分と言うが、こっそり、厚労省に天上がりさせるのではないかと言う疑いを持たれても仕方あるまい。社保庁では戒告程度と言う感覚かも知れないが、年金の標準報酬月額が改竄されることは、年金を受け取る側にすれば、死活問題だという認識すら社会保険庁にはない。
 刑事訴追の時効を逃れるための牛歩戦術と言われても、「忙しい」では言い訳にはらなない。このような怠慢行為に対して、行政訴訟・刑事訴訟を起こすことはできないのだろうか。そして、裁判員制度を行政訴訟にも適用して、数ヶ月で判決が下りるようにスピードアップして、社保庁に在籍中に刑事罰の処分が下せるような裁判制度の改革も必要だろう。
 ヤミ専従に対する処分にしても、血税だから自主返納を求める位の軽い処分なのだろう。退職したらパラダイスで何も処分できない公務員制度も抜本的に改革を行い、組織的犯罪の時効も事件が世間に分かった時点からに変更するか、時効を無くするべきではないだろうか。それでなければ組織的隠蔽工作が行われた場合、簡単に時効が成立してしまう。
 年金に対して信用を根底から覆したのは、社会保険庁とその傘下の社会保険事務所だ。その上で、国民年金保険料の徴収率が最低になったとほざいても仕方あるまい。国民年金を貰うよりも生活保護を受けた方が、より良い生活のできるような年金制度に明日はない。(No.2327)

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