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立証の努力もしない警察署

看護師3人死亡事故、「危険運転」適用見送りへ
 横浜市都筑区の交差点で今月1日夜、衝突事故で乗用車がはじき飛ばされ、女性看護師3人が巻き込まれて死亡した事故で横浜地検は22日までに、車を運転していた私立大1年の男子学生(18)=川崎市宮前区=を、自動車運転過失致死傷の非行事実で横浜家裁に送致する方針を固めた。複数の捜査関係者への取材で分かった。
 同地検と神奈川県警は「故意の赤信号無視」などがあった事故で問われる危険運転致死傷罪の適用も視野に捜査を進めていた。
 捜査関係者によると、捜査では少年の車より先に交差点手前で停止した車の運転手や、通行人など複数の目撃者の証言が浮上。地検や県警はこれらの証言や物証などから、少年が赤信号を無視して交差点に入ったとの見方を強めた。だが、少年は「交差点手前では黄信号で、入ったときは赤だった」と信号無視を否認し、その後は黙秘を続けているという。このため、危険運転致死傷罪の適用で必要な「故意」の赤信号無視という点の立証が難しく、同罪の適用は見送った模様だ。(以上(朝日新聞2009年6月23日5時24分)より引用)
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200906220328.html

 このような悪質な事故でありながら、「故意の赤信号無視」の立証ができない警察署・検察は何をしているのだろうか。客観的な物証・証言より容疑者の自白を優先するという考え方自体に無理がある。
 そもそも、容疑者の車の前には、既に信号待ちをしていた車両が存在する。その車両を交差点直前で進路変更して、追い越している。すなわち、信号待ちしていた車の運転手は既に交差点内に進入することが危険だとして止まっていたのだ。それを交差点直前で追い越す行為自体、スピード違反、車間距離不保持、違法な進路変更という行為を容疑者が行っていたことになる。また、証言の「交差点手前では黄信号で、入ったときは赤だった」からしても、交差点手前で黄信号なら止まる義務がある。まして、信号が赤に変わってから交差点に入ること自体、危険運転致死傷罪の適用で必要な「故意」に当たるのではないか。
 このような、事故の検証のために、ドライブレコーダーの標準装備を求める団体があり、トヨタの株主総会で提案するそうだ。しかし、ドライブレコーダーにも弱点があり、新型のLEDを使った信号機の点灯状態を上手く録画出来ない可能性がある。警察も、LED信号機を普及させる前に、ドライブレコーダーに録画出来る信号機に改善する必要があると私は思う。(No.2287-2)

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