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返還は退職金もして欲しい

 日本の侵略戦争を否定する論文をアパグループ主催の懸賞論文に応募し、更迭された航空自衛隊の田母神俊雄・前空幕長(60)が、最優秀賞の賞金300万円と副賞(ホテル宿泊券)の受け取りを辞退する意向を固めたことが関係者の話でわかった。
 関係者によると、田母神氏は「300万円ほしさに論文を書いたと言わんばかりの報道が相次ぎ、当惑している。お金のために論文を書いたのではなく、最優秀という栄誉だけを受け取りたい」と話しているといい、8日にアパグループが開く表彰式には出席するという。約7千万円とされる退職金は返還などの意向はないという。
 田母神氏は、懸賞論文の審査の不透明性を指摘する報道などを気にかけ、アパグループの元谷外志雄代表らと、懸賞金の受け取りについて協議していたという。(以上(2008年12月6日1時0分朝日新聞)より引用)
http://www.asahi.com./national/update/1206/OSK200812050109.html

 この件に対して、まず言いたいのは、公務員が職責を離れても、職責を持っていた期間の不祥事に対して、永久責任を追及できるようにすることだ。そうすれば、田母神を航空幕僚長に選任した者からも責任が問えるし、田母神が防衛省に投稿申請をせずに、この論文を投稿したことに対する懲戒処分もできるようになる。
 そもそも、日本国憲法に対する間違った解釈は個人に帰しても、その間違った考えを部下に押し付けるために、学校長時代に科目まで換えた行為など、許されるものではない。それを安易に、田母神を放置すると何を言い出すか分からないから、と早々に定年退職扱いとした浜田防衛相以下の責任は、逃れられまい。田母神などに7千万円もの退職金を支払うほど財政に余裕はないはずだ。田母神が退職金を返還しないのであれば、浜田防衛相以下防衛事務次官までで、7千万円を国庫に返還して欲しいものだ。
 どうせ、論文を出したアパグループとは、つうかあの仲であろう。同じ穴の狢と言っても過言ではあるまい。
 それよりも、もっと戦後について、国民を挙げた議論を尽くすべきであって、田母神を定年扱いにして幕引きすれば済むものでもあるまい。防衛省では、文民統制がなおざりになったことについて、徹底的に議論し、田母神のような危険な思想を持った輩が、制服組で権限を持つことのことの無いようにすべきだ。今回の田母神絡みの件は、論文による五・一五事件、二・二六事件と言っても過言ではあるまい。明らかに制服組の暴挙だ。これをこのまま許しては決していけないと私は思う。(No.2113)

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