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儲かれば悪に金貸すメガバンク

 東京・渋谷の再開発のための地上げをめぐり、三菱東京UFJ銀行(旧東京三菱銀行)が暴力団と関係が深かった不動産会社元社長(48)に資金提供していた問題で、元社長側が、土地などの売買の一部に、実際には活動をしていない宗教法人を介在させていたことが分かった。売買によって宗教法人が得た利益も別の実体のない会社に移されており、宗教法人が元社長側の不正な資金操作に使われた疑いが浮上した。
 この宗教法人は、75年に岐阜県で設立された神道系の「大和教会」。元社長が暴力団組長(95年に死亡)とともに91年に取得。その後、代表役員に就いていた。
 複数の取引関係者によると、元社長は、03年から地上げを始めた渋谷区南平台町の商業地6948平方メートル(約2100坪)の一角にあったビルとその土地の複数の所有者に買収を持ちかけた際にも教会役員の肩書を使っていたという。
 04年秋までに終えた売買でビルなどの所有権を手にしたのは教会だったが、その所有権は2週間後には、東京三菱銀行(当時)などからの融資の受け皿だった住宅販売会社(東京都武蔵野市)に移動。この売買による転売益もいったん教会に入った後、別の実体のない会社に移っていた。
 元社長が教会を買収したのは、横浜市にある自動車学校の経営権の取得や敷地の地上げを図っていた91年10月で、学校の経営権をめぐる訴訟の確定判決は、教会は元社長と暴力団組長によって買い上げられたと認定している。(以上(2008年12月28日3時0分朝日新聞)より引用)
http://www.asahi.com./national/update/1227/TKY200812270242.html

 低金利政策のお陰で、息を吹き返したように見えるメガバンクも、直接手を下さないにしても、悪事に荷担したことは確かなことだ。
 政府は、公的資金注入時にも、役員の経営責任を問わないという甘い処置を行っている。この事件にしても、一般の中小企業に融資をする時のように詳細調査をしていれば、隠れ蓑にした宗教法人も見破られた筈だ。それをせずに、地上げに荷担した社会的責任は、逃れられまい。金儲けのためならば、悪事に対しても金を貸すというメガバンクとしての倫理観のかけらも見えない。
 金融庁は、東京三菱銀行(当時)に対して、詳細の説明を求めるとともに、銀行としての責任をどう取らせるか、明確にすべきだ。例えば、自己資本率が12%ギリギリになるまで、強制的に中小企業に3月末までに貸し出させる等、厳しくかつ社会に好都合な罰則を科すべきだ。(No.2133)

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コメント

「サラ金を手先に稼ぐメガバンク」という句を読売に出しましたが没のようです。(^-^;

投稿: カメレオン | 2008年12月29日 (月) 09時05分

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